2013年10月28日

生物学的製剤登場後のクローン病治療

最近はまたすっかり料理とご無沙汰ですが、IBD情報はちょくちょく集めてます。

調べていると、生物学的製剤が登場後のクローン病治療の変化についての記事がありました。

抗体製剤でクローン病が劇的に改善

要約するとこんな感じでしょうか。

@生物学的製剤の登場後、腸管粘膜の治癒の重要性が認識されるようになった。

Aクローン病は潰瘍性大腸炎よりも生物学的製剤の効きが良く、TNF-αがより大きく関与していると思われる。

Bインフリキシマブ(レミケード)と免疫調節薬の併用後、薬剤の使用を中止しても寛解を維持できるケースが確認された。

C早期の段階から生物学的製剤で一気に治療する「トップダウン療法」が提唱された。

D生物学的製剤の効きが悪くなる「二次無効」への対策が必要になった。

E生物学的製剤の副作用は意外と少ないが、10〜20代の若年男性で、インフリキシマブと免疫調節薬を併用した例に悪性リンパ腫の発症が多かった。

このうち、Cのトップダウン療法は、既に関節リウマチ等の全身性自己免疫疾患に対しての有効性がけっこう前に確認されているようです。

インフリキシマブによる積極的治療の優位性は5年後も健在

特に、発症初期の関節リウマチに対するトップダウン療法を行った事例の中には、生物学的製剤の使用中止後も寛解を維持したため、「完全寛解」と認定された例もあるようです。

記事にもあるように、若年者のクローン病患者へのトップダウン療法については慎重になる必要がある等、必ずしもトップダウン療法は万能療法とは言い切れない部分もあるようですが、どうも自己免疫疾患に対しては早期の段階で生物学的製剤を集中投与し一気に叩いてしまう方法はかなり有効なのかもしれません。

前回の記事で紹介したように、最近IBDのメカニズムの一端が解明されるなど、暗黒大陸であったIBDの謎が少しずつ解明されているようです。より有効な治療法が確立されるまでまだまだ時間がかかると思われますが、少しでも腸管を保全できるように日々気をつけたいものです。

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posted by ジミー at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | IBDについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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