2013年06月16日

プロバイオティクス療法に関する論文

プロバイオティクス療法に関する論文がネット上で公開されてたので、読んでみた。

タイトルはズバリ、"Probiotics in Inflammatory Bowel Disease(炎症性腸疾患におけるプロバイオティクス)"

この文献では、クローン病や潰瘍性大腸炎に対するプロバイオティクス療法の効果測定を目的とした臨床試験に関するデータをレビューしています。2006年春頃の文献らしい。

が、臨床試験によって結果はまちまちのようです。バクテリアを投与したあと寛解の導入に成功したケースや、比較対照となるペンタサを投与されたグループとでは結果に有意差がなかったケースがあり、「プロバイオティクス療法がIBDに効果がある」とはっきりとは言い切れないみたい。

まとめるとこんな感じのようです。

@今のところ、クローン病に対するプロバイオティクス療法の有効性を証明するデータや根拠は非常に乏しい。

A重篤な副作用の報告はないが、実際に治療に使用された際のバクテリアの(腸管に届くまでの)生存率がデータ上のそれと異なるために、ドクターがどの程度の分量を患者に対して処方すべきか判断するのが難しく、その効果の予測も難しい。

B錠剤の処方量や選択薬剤(バクテリア)について一定のコンセンサスが存在しない。

Cプロバイオティクス療法のIBDに対する効果を確かめるため、よりしっかりとした臨床試験の設計と多くのデータ収集が必要。

というわけで、2006年の段階では実用化までにはまだまだ、という状況だったみたい。ただ、既に7年経っているのでなんらかの進展があるんじゃないかな、と思う。

ますます気になるプロバイオティクス療法。今後も継続調査です。

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posted by ジミー at 23:23 | Comment(1) | TrackBack(0) | IBDについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
三十路男子の低脂質レシピ - クローン病お食事日記 -: プロバイオティクス療法に関する論文
Posted by ティファニー 銀座 at 2013年07月21日 14:55
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